コラム執筆からみえるもの。
こんにちは。職業上、夏休みというのは色々な収穫がある私個人の話です。
その夏休みがもうそろそろ、終わろうとしています。いつも夏休みというのは少し寂しかったりするのだけど、今年は毎年に増して久しぶりに会う友人や先生方などとお会いできて有意義な夏休み。そんな私の「ヒマ」な夏休みをもっとも有意義なものに導いてくれたのが、執筆させて頂いている、「コスムジカ」という音楽コラムのサイト。
何度か掲載させて頂いていますがこちらのサイトです。
藝大生・卒業生を多くライターに持つこのサイトでは、私はもっぱら「音楽教育」の視点で書いています。もちろん、一応音大を出ているのでピアノを弾くことは出来ますし、昔は伴奏に明け暮れたものです。しかも学生時代は身の程知らずもいいところでオペラのコレペティトゥア*1になりたい、なんて無謀な夢も抱いたこともありました。ちなみにピアノ伴奏者とコレペティトゥアは似ているようだけど全く違いますからね!!音楽にをやっているのに未だ間違える人がいるので一応、書いておきます。
閑話休題。
要する、にここで書いていくために私が肝に銘じているのは「自分の立ち位置」です。私に書けることは何か?ピアノのことも指導に関しては少々書きますが、自分が演奏することに関しては書ける立ち位置にいないと思っています。やはり演奏に関しては演奏家が書くべき。そう思っています。
私は今年の3月、修士を終えるまで、本当に何も動かない、つまらない人生を送ってきました。というと大げさかもしれないけど、何も動きたくなくなってしまうような辛いことも生きていれば、遭遇してしまうこともあります。
しかし奮起したのが大学院受験。ただ、何かやってみたかった。これだけの理由です。仕事をしながらの大学院受験に関してはまた後日書くことにしますが、修士を出たのは学位や教員免許が第一種から専修に変わっただけではありません。
まず、残りの人生出来るだけ楽しく過ごしたい、動いてみたい、という気持ちが生まれたこと。そして文章で何かを伝えてみたら楽しいかな?と思ったのです。
同じコラムを執筆しているライターさんが「文章を書くことは演奏することに似ている」と別の媒体で書いていたのを拝見して、まさにそうだな。と思いました。
私は修士を受験するにあたって、初めて小論文の書き方を習いました。大学受験もせず、ピアノを弾いただけでエスカレーター式に大学に行ったので、書く機会がなかった。
私の文章のクセは、話がそれること。主語がなくなる、主語がずれる…。悪いことだらけですが、習ったのでとりあえずいつも言われること「下書きで流れを書く」「入力後は何度も見直す」(でも間違っている時も!)これだけは守っています。でもなかなか難しいときもあります。
こうして大学院を修了した意味がやっと1つ増えました。私は大学院出る前と後で、仕事が大幅に変わったわけではないけど、これで大きな収穫が1つ増えたのです。
他のライターさんも素晴らしいですし、編集長のパワーには驚かされます。私が彼女たちのように若いとき、そんなパワーはなかった。なんの意思もなく、ダラダラと生きていた。だから遅まきながら私なりの「全力」で頑張ることがこれまでの埋め合わせになったらいいな、なんて思います。
あの時、こうしていたらな。と思うときがあります。結構ある。でも時間は戻りません。あまり深く考えすぎず、とにかく今置かれている立場や課題に対して全力を注いでいく。そんな気持ちで書かせて頂いているのです。
これではコスムジカのことを宣伝していることにはなりませんでした。結局論点がずれる私の悪い癖。というわけで、次回には本格的にサイトについてご紹介します!
ただ、本当にみなさんの力の結集なので、引き続き、ご支援お願いしますm(__)m
*1:オペラ歌手の個人練習の際に、ピアノでオーケストラパートを伴奏しながら作品の解釈や発音矯正などを含めた歌唱指導をする人