Seize the day.

日々、気になったことを書いていきます。

「アイドル」という名の偶像

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どうもこんばんは。「鉄は熱いうちに打て」というわけで、本来ならスルーもしたくなるわ!というネタですが、とりあえず書いてみようかと思います。

私は昔から「アイドル」に対してファン感情が全く生まれない人だったので、今回のスマップ解散についても冷めた感情しかありませんでした。

気があうもの同士で組んだところで、仕事がらみじゃなくても全く問題が起きないなんてことは、人間である以上不可能だと思うのです。仕事が絡んだらなおさら問題は起きやすくなるでしょう。だから事務所がどうだとか、そんなことはあるのかないのか、別に芸能関係者でもない私はなんとも言えません。というかはっきり言えば本当の内部事情を知っていても、見えている部分と見えていない部分はあるのは当たり前です。

私は、今回の一件で「ファンて怖いな」と思っていました。もう妄想でしか話をしていないし、少しでも彼らのことを「どうでもいい」と書けば「本当は5人は仲良しなのに」とか「本当は解散なんてしたくないのに」なんていう、どんな論拠持ってるんだよ?と思うようなことがバシバシ書かれていました。

はい。なぜ私がそれを書かれていることを知っているかって?ブログに書くためにツイッターで検索かけていました。何が何だかわからなかったから色々調べるつもりで検索かけたのですが、読めば読むほどわからない。そんな世界でした。

最終回から一夜明けた今日、情報番組ではこんなことが挙げられていました。

⒈アイドルがバラエティに出られるきっかけになった(マネージャーの功績)

⒉「夜空ノムコウ」がミリオン達成(作詞・スガシカオ、作曲・川村結花

⒊「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」に励まされた!(作詞:槇原敬之

簡単にあげれば、こんな感じです。歌に関しては前のエントリーを貼っておきます。

master-music5.hatenadiary.jp

私は一応、同世代なので昨日の最終回は最後の15分くらい見ました。私の感想は「いつになっても歌が上手くならない人たちっているんだな〜」です。

だからといって彼らが何にも頑張っていなかった、とは言いません。本気で仕事選択を迫れらることになる年齢より若いころから、知らぬ間にこの世界に入ってしまい、気がつけば芸能界の、この位置でどれだけのことが、どんな風にやれるのか?ということを模索してきたのかとも思います。だけど彼らは事務所や周りの方向に従うしかなかった。そんな不安や不満が蓄積してしまって、爆発したのが今回だったのだと思います。要はこれから「大人」になるということなのかもしれないな〜と思ったのです。それをとてもわかりやすく集約されているブログを拝読しました。

arrow1953.hatenablog.com

なるほど!と、とても納得させられました。

確かに、オルゴールの音色にのって、昔からの画像や映像が流れた後、「世界に〜」を歌った現在の映像が流れた瞬間「おじさんたちだー!」と思いましたよね⁉︎ 私は思った。

しかし昨日の最終回の本当に最後。ひとつだけ、本当に凄いな、と思わされたことがありました。

私は、彼らが歌っている時にあんなに嫌そうに歌っていて(一向に歌も上手くならないし)、もうやめたくてやめたくてたまらないんだろうな。もう早くお家に帰って寝てしまいたいんだろうな?と思っていたのだけど、スタッフの方達と最後に写真を撮っていた時の表情を見て、「写真撮り慣れているな〜」と思うと同時に「写真を撮る時は、どんな心境でも夢を与えるような表情をする」ことが、彼らには身についている…というか染みついているのだな、と思いました。

あのような事象を見せられたら、ファンになってしまう人もいるのかもな、と思いました。私はそれを見ても上述した思い以上でも以下でもないけど、ファンは彼らの表情に夢を見せてもらっていたのではないかな?と思いました。

「アイドル」という仕事はみんなの模範的事象でなくてはいけないのかもしれません。はっきり書きますが、彼らの演技がうまいとか、歌がうまいと思ったことは一度もありません。でも、「アイドル」という仕事に関しては、信念を貫いた人たちなのかもしれないと思いました。

ただ、ファン心理は最後までわかりませんでした。「アイドル」という仕事を全力で、おじさんになるまで頑張った功績を讃えたいならまだしも、やっぱり「空想の中での彼ら」が出来上がっていて、そこだけで話を進めている。そして少しでも反対意見があれば、叩きにかかる!という姿勢が怖いな、と思いました。

ファンにとって好きなアイドルのコンサートに行くのは楽しいのでしょう。それはいいと思いますが、あまりにも「空想」から「偶像」になってしまい、他人様にご迷惑かけないように日々穏やかに暮らしていっていただけたらと思いました。

きっと、それだけ「入れ込めるアイドル」がいることって本当は幸せなのかもしれませんね。

どうでもいいといいながら、こんな長文書かせるなんて、さすがアイドルですね。

本日はこれまで。(ちょっとドクドクしくてごめんなさいね!汗)